中華チマキ:粽子(ズォンズ)をつくろう!2001年5月1日
水餃子に続く思いつきスペシャル第二弾!
中華チマキをつくってみました。
材料さえ揃えば、手間はかかるけど味は保証つき!
ぜひ挑戦してみてください…

チマキを包む材料は、地方によって笹だったり竹の皮だったり蓮の葉だったりします。
全部使って食べ比べてみました。
笹の葉はなんといっても香りがよくて、日本のチマキとも共通していてなんだか懐かしい
気分になります。新鮮な笹の葉が手に入ると最高ですが、中華街で手に入る
乾燥した笹の葉もお湯で戻すと結構キレイな緑色になるんですよ。
竹の皮は丈夫で大判のものが手に入るので、大型のチマキを作るにはかかせません。
形がきれいに仕上がるのも、ありがたいところです。
蓮の葉は独特の香りがあって、鶏肉入りの炊き込み御飯を包んで
セイロで蒸す『珍珠糯米鶏』にはかかせない材料です。

お店で売られている中華チマキをよくよく観察してみると、三角すいのもの、
四角すいのもの、長方形のものがあることに気付きます。
中華街では、蓮の葉で包んだものは長方形、笹の葉で包んだものは三角すい、
竹の皮で包んだものは四角すいのものが多いようです。
料理の本やインターネットで公開しているレシピを参考にして、myレシピをつくりました。
緑豆をたっぷりいれるところと、香りのよい笹の葉をつかうところにこだわっています。
自分で食べる分には鹹蚤(せんたん)を丸ごと1個いれて、他の人の分には
鹹蚤(せんたん)をみじん切りにして加えて食べやすくしています。
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一辺8cmくらいの四角錘型中華チマキ:4個分
<材料>
・もち米
もち米 300g(洗って一晩水に漬けておく)
ごま油 大2
スープ 300cc
・具
豚バラ肉 150g
干し椎茸 3個(水で戻しておく)
干しエビ 20g(水で戻しておく)
干し貝柱 2個
ネギ 適宜
生姜 適宜
(あれば、新タケノコ75g・甘栗 適宜・ピーナッツ 適宜)
スープ 400cc(椎茸のもどし汁+湯+チキンスープの素)
調味料(砂糖 小2・醤油 大1.5・酒 50cc・八角 1片・かき油 大1・塩こしょう 適宜)
サラダ油・ゴマ油適量
緑豆 80g(水につけておく)
鹹蚤(せんたん)2個
・包む材料
竹の皮または笹の葉8枚(お湯で茹でるか、水で戻しておく)
凧糸
<下準備>
1.もち米は洗って水にひと晩漬ける。
2.竹の皮は水に漬けて戻す。
3.豚バラ肉は3cm角(8または12等分)に切り、醤油をまぶして高温の油で揚げる。
4.干し椎茸は、豚バラ肉の大きさに合わせて切る。
5.塩漬け卵は表面の泥を洗い落とし、黄身を取り出す。
1個は黄身をオーブンで焼いて火を通し、粗みじん切りにする。 もう1個の黄身はそのまま使う。
6.戻した干しエビはみじん切り、戻した干し貝柱はほぐしておく。
<具の準備>
1.もち米をざるにあげて、水気を切る。
2.鍋に油少量を入れ、青ねぎ、しょうがを炒める。
調味料を加え、豚バラ肉、干し椎茸、干し貝柱を煮込む。
(蓋をして弱火で1時間に込み、肉が軟らかくなればOK)
3.煮上がったら、煮汁を漉し、青ねぎ、しょうがを取り除く。
4.鍋にゴマ油適量を入れ、干し海老を炒める。
香りが出たらもち米を加え、少し透明感が出るまで炒める。
5.(3)の漉した煮汁を(4)に、炒めながら何度かに分けて加え、もち米に
煮汁の旨味を吸い込ませる。
6.(5)をバットに移して冷ます。冷めたらみじん切りの塩漬け卵を混ぜ込む。
<包む〜ゆでる>
1.竹の皮(水気をふき取る)を半分に折り三角すいのスペースを作る。
もち米を詰めて豚肉等の煮込んだ具、緑豆を入れて包み、
更にもち米を詰める。蓋をして皮を折り込んだら凧糸できつく結ぶ。
2.沸騰したたっぷりのお湯にちまきを入れ、45分から1時間ゆでればできあがり。
(20分蒸しても良い)
3.最低1時間以上置き、もち米が水分を吸収してから食べる。
2日以上置く場合は冷蔵庫に保管し、食べる時に再度蒸すか再度15分くらい
茹でて食べる。
できあがり!見た目は悪いけど味は最高だよ…
<材料代の目安>2000年4月現在
笹の葉:100g300円・竹の皮:100g300円・蓮の葉:100g300円
干し海老:100g350円
干し貝柱:2片200円
鹹蚤:1個60円
緑豆(皮をむいたもの):300g300-350円
もち米:1kg600円
豚バラ:100g100円
<参考にしたホームページ>
夢遊島(粽の話)
大珍楼のチマキ
どっちの料理ショー
林さんの台湾物産店
チューボーですよ!
福山秀子の何でも和風ワールド
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